通常、味噌仕込みといったら1月や2月の寒い時期にするイメージがありますよね。
2年前のパンデミックをきっかけに
3月にこの行事を引っ越ししてみたら
準備するこちら側も、おいでいただく方々にも
メリットがありました。
暖かいって、ほんとありがたいんです。
朝明るくなるのも早くなるし、
水も少し温(ぬる)んでくるし
遠方からお見えになる方にも雪予報の心配もなし。
今年のお味噌づくりは通常の半分量の2.5キロを作ってみたり
日程を3月中に広げて募集してみたり。
毎年おいでくださる方にも
いい方法はないかなあと探っています。
以前は1回に8名様で部屋ぎゅうぎゅうに
やっていたこともあったけど
もうそんなのいろんな意味でムリです。
しかも1日に2回それをやってなかったっけか。
すごすぎます。それはもう伝説級。
そういうガッツリ時代も経験の一つとしてよかったし、
今は今で心落ち着けて少人数で
ゆったりお味噌づくりできる幸せを感じます。
最近「自分にとって何が幸せなの」
と問いかけてみたら
「人や物づくりと心を通わせている瞬間」
と心の中からふわっと浮かび上がってきました。
お彼岸の今日、85歳の母とお墓参りに行った帰りに
「みなちゃんは今が一番よい時よ。
楽しんで頑張りなさいね。」
と言われました。
私も本当にそう思います。
急ぐこともないけど、
あえてゆっくりすることもなく
塩梅よい速度と量で、
今の景色を楽しみたいと思います。